「初めまして、ずーっと待っていたよ。」 ピーナちゃんの大仕事

仕事中に突然フィリピンからビデオ電話がかかってきた。

ピーナちゃんは仕事中に滅多に電話をかけてくることはないが、よっぽどの緊急の電話だったのだろう。

それもビデオ電話。

電話に出ると、興奮した声が聞こえてくる。ピーナちゃんのお姉さんだ。

「クーヤ、生まれたよ! 生まれたよ!」

スマホのスクリーンに現れたのは、まだへその緒が付いたままの赤ちゃんの画面。

ところどころ血も付着している。

男の子だ!!

生まれたばかりの瞬間を私に見せようとピーナちゃんがお願いしたらしい。

年末年始を挟み約1ヶ月フィリピンに滞在したが、運悪く出産に立ち会うことができなかった。

まだかまだかと待っていたが、後ろ髪惹かれる思いで帰国することとなり、心配しながら日本で出産を待つこととなった。

これだけはタイミングでどうにもならないが、できることなら誕生する瞬間に立ち会いたかった。

ピーナちゃんは病院での出産ではなく自宅で、助産婦さんの立会での出産を希望していた。

全ては、すこしでも金銭的な負担を減らそうと思ったらしい。

この助産婦さんは何度も検診の時に会っているので信頼できるが、何せ出産には何が起こるかわからない。

まさに神に祈るだけだ。

出産を終えたピーナちゃんは、喋ることもできず電話の画面の向こうで頷いているだけだった。

男には理解できないほどの大仕事をやり遂げたピーナちゃんを見て、改めてこの子と結婚してよかったと思った。

3270グラム。どこにも異常はなく元気に生まれてきてくれたことに本当に感謝している。

「初めまして。ずーっと待っていたよ。」心のなかで生まれてきたばかりの息子に声をかける。

電話を切ったときに気づいたのだが、仕事中にもかかわらず涙が止まらなかった。

ブログランキングに参加してます。
いつも応援クリックありがとうございます。

にほんブログ村 恋愛ブログ 国際結婚(アジア人)へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

「初めまして、ずーっと待っていたよ。」 ピーナちゃんの大仕事」への1件のフィードバック

  1. ココが変だよフィリピン人

    おおおおー おめでとうございます!
    まさか本当に自宅で出産されたんですか?たしか今は余程の事じゃない限りは病院で出産と決められていると聞いたことがありましたが。
    初産ならわからないことだらけで、奥様も大変だったでしょうが、無事で良かったですね^^

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です