ピーナちゃんとはまだ出会ってから1年。
そんなに沢山の時間を一緒に過ごせたわけでなく、付き合って4ヶ月ほどは毎月フィリピンへ会いに行くという日本とフィリピンの往復の生活をしていた。1ヶ月に長くて1週間、短い時は3日という滞在である。
経験している方は分かると思うが、フィリピンへの移動時間も含まれているので実際に滞在できる時間はもっと短い。
ただ、すぐに会いにいける距離ではないことをピーナちゃんは理解してくれていたので、ワガママを言うことはなかったのが幸いであった。本当に我慢強い子である。
私自身は特に結婚に対して焦りの気持ちがあったわけではないが、なんせ日本人以外の人とのお付き合いは初めてで、なおかつ遠距離恋愛も未経験なウブな私である。
想像以上の不安に悩まされていた。
会いたい時にすぐに会えない。この状況に慣れることはなかった。
昨年12月にピーナちゃんが日本へ来たこと。
このことが人生の転機になった。
それまでは月に僅かな時間しか会えないふたり。
もちろん猫を被るわけではないが、自分のすべてを見せることもできず、またピーナちゃんの本当の性格も分からなかったが、この日本で過ごした3ヶ月でお互いのことを知る機会にもなったし、将来についての話もじっくりとすることができた。
ピーナちゃんとの結婚のきっかけを何かとよく聞かれるが、これだ!!という決定打は特にない。
だからといって勢いで決めたわけでもない。
私がピーナちゃんを気に入ったところは、
日本食が好きなこと。
ピーナちゃんは日本食が大好きである。海外の人にしては今では珍しくはないが、刺し身は大好物である。
本来好奇心旺盛なピーナちゃん。最初は刺し身に対して警戒心があったものの何でも試そうとする性格で、ひとくち食べてよほど美味しかったのであろう。事あるごとに刺し身が食卓に並ぶようになった。
そして、鍋物も大好きでこれは私の好みに一致する。やはり、一緒に暮らしていくうえで食べ物の好みは大事なことだと思う。
次に、一緒にいて安らげること。
結婚するとなると、お互い一緒にいる時間が多くなる。結婚すると変わるというが日本でピーナちゃんと過ごした3ヶ月間はとても充実した日を過ごすことができたし、仕事から帰った時でも落ち着いた自分がいたのは間違いない。
気性も荒くなく、私の思っているフィリピンの人のイメージと違い、つねに穏やかに接してくれるピーナちゃんに心から安らぎを感じることができた。
最後に、常に前向きに考えるということ。
これは私が最も大事にすることで、何事にも前向きに考え物事を解決していくということ。
人間追いつめられた状況や、何かトラブルに遭った時にこそ性格が出るもので、後ろ向きな人生を送りたくない私にはピーナちゃんの常に前向きに考え、何とか解決していこうとする姿勢はとても共感できた。
もしふたりに何か予期せぬコトが起こっても、ピーナちゃんと一緒なら乗り越えていけると確信した。
日本に滞在中にお義父さんの不幸もあったが、逆にこのことが二人の絆は強まった感じもする。
結局こういったことがあって、私の気持ちは一気に結婚モードへと突入したのである。
で、肝心のプロポーズだが、夜景の綺麗な海でふたり。。。というわけでもなく、
− うっ、うぃる ゆー まりー me ? ※ Will you marry me?
なんと噛んでしまった。
それも下手な発音だ。肝心なときに本当に情けない。
「Wow. Yes, I want. ヽ(´ω`*)ノ」
さすがピーナちゃん。綺麗な発音の英語での返事だった。
ちなみに場所は自宅の浴槽の中。雰囲気ゼロである。
人生は楽しいことだけではなく、苦しい場面も当然ある。必ず大きな悩みや人生の壁に突き当たることがあると思う。
そういった時にふたりで乗り越えて前に進んでいくことができれば幸せな人生を送ることができるのではないだろうか。
ピーナちゃんとの結婚でこのことを証明していきたい。
で、後日ピーナちゃんに聞いてみた。
− ピーナちゃんは俺のどこが好き?
「うーん。分からないです (●´艸`)」
− えっ!?
ピーナちゃんに何度聞いても、今でもこの返答は変わらない。
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