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フィリピンの新学期

6月からフィリピンの新学期が始まった。
ピーナちゃんファミリーも沢山の子どもが学校へ通学している。
歩いて7分ほどの距離に学校があるのだが、そんな僅かな距離でさえ送り迎えがある。

ピーナちゃんファミリーだけのことかと思いきや、興味本位で学校の通学の様子を見てみると、全校生徒が家族や送り迎え専門の人を雇い、送り迎えでの通学がフィリピンスタイルらしい。親の負担は相当なものだ。

ピーナちゃんが言うには、
「フィリピン危ないだから ヾ(・ω・`;)ノ

「だって暑いでしょ。日本のシステムがおかしい (´・ε・̥ˋ๑)」

そんなピーナちゃんファミリーも子どもたちのため専門で送迎を雇っている。
と言っても、叔父さんである。

叔父さんの仕事はペディキャブで、別にファミリー専属ではなく、こちらは客という立場らしい。料金はその日のご飯。
これまた、フィリピンらしい制度である。

近年フィリピンの教育制度が変わり、今までは6-4制(初等、中等教育)だったが、現在K-12システムが導入され、初等教育(小学校)6年、中等教育6年(中学校4年、高校2年)の6-4-2制で、これに就学前教育(幼稚園)1年が加わる。
アメリカやカナダ等と同じ制度となったわけだ。

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フィリピン政府公式サイトより

子供たちにしたら大変なことである。
ただ、フィリピンは若年者が街中に溢れており、正規雇用の就職は日本より困難である。将来のことを考えると仕方がない。

そのような中、気がかりなことがある。
ピーナちゃんの弟の子どものことだ。

先日の話しexternal-link-aqua02-Shapes4FREEで沢山子どもがいる弟の長男で、名前はジェイシー(JC)。
親にボコボコにされようが、全く言うことを聞かない捻くれ坊主である。

彼は学校に行かず2年連続で落第しており、自分の妹に抜かれてしまうという兄の立場ゼロの状態になっている。

フィリピンでは日本と違い小学校であろうと落第という制度があり、成績がある一定の水準に達していないと進級できない。

 

私自身も大した学歴があるわけではないが、社会に出るにあたり学歴はひとつの重要な物差しとなるのは分かっている。その過程で何を努力して積み上げてきたのかを、経営者が選考する時の指標となるのは間違いない。
また、この時期に考える力や問題に対処する能力をつける必要もある。

 

私が見るにJCはキッカケさえ作ればできる子だと思い、ピーナちゃんを通訳に話してみた。

- JCは将来何になりたいのかな?
警察官!! 確かに警察官になったら袖の下でお金がいっぱい入ってくるからなぁ。
えっ、違う?•••

JCは袖の下(賄賂)がほしい訳ではなく、純粋に警察官になりたいらしい。

子どもといえど、単に勉強しろ、学校へ行けと言って従わせても解決にはならない。
なぜ学校へ行かないといけないか明確な理由を解らせる必要がある。
JCに易しく分かりやすいようにフィリピンの現状を説明した。

まず、街中に仕事がなくお金で苦労している若い人が多い理由。

警察官になるためには競争があり、そのためには学力が必要なこと。

そのためには、学校へ行ってその中での競争にも勝たないといけないこと。

たぶん1時間は話しただろう。心配なのはピーナちゃんの通訳である。

本人は大丈夫と言っているが…

で、JC本人はやる気を出したらしく、この6月の新学期から朝の5時起きにもかかわらず毎日学校へ行くようになった。JCの良い所は単純なところである。

当面の危機は回避できた。JCがフィリピンのニートになられては困る。
子どもたち皆を学校へ通わせ最終的には就職させないと、将来は私の扶養家族となってしまう可能性が大である。
こちらとしても、ピーナちゃんをはじめ、これから生まれてくる子どもを食べさせなければならない。昔と違い今の日本は格差社会でこちらも大変なのである。

フィリピンにいながらも自分の生活を守るのに必死な私であった。

こうした私の不純な動機でJCを何とか復学させることが出来たがいつまで続くか分からないので、今から次の餌となる人参を考えなければならない。

 

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フィリピンの新学期」への2件のフィードバック

  1. 北リロアン

    いつも拝見しております
    視点、文脈から自分の過去を思い出し
    又成長過程の娘の将来について考えさせられました

    私も恩師に、 お前は何のために勉強する?
    私は 社会に出て恥をかかないためとの返事
    皆に大笑いされましたが
    恩師のこの一言で人生が少しならずとも変わりました

    管理人様の子供に対する会話、通ずるものが見えました

    管理人様の生活の中での一部分
    私には忘れ去っていた物、娘の指導など
    大変参考になりました、

    セブ在住、年長者

    返信
    1. KOICHI 投稿作成者

      自分の子どもに対しては頭ごなしに言ってしまうものですよね。
      ただ、子どもであれ自分の考えは持っている。という自分の子ども時代を思い出しJCにもきちんと対話をしようと思いました。
      彼が今でも休まずに通学しているのが嬉しいです。

      どうしても子どもに対して怒ってしまいがちですが、私は怒るよりも叱ることが大切だと考えています。
      冷静に子どもの気持ちを理解しようとすれば伝わることが分かりました。

      コメントありがとうございました。

      返信

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